家畜やペット以外のほとんどは害獣に含まれる可能性がありますが、ここでは人間の生息域(家屋や施設など)に侵入してくる哺乳類を、防止することを主な害獣対策としています。
特に近年、イタチとハクビシンでお困りのお客様が増えています。タヌキやアライグマなども、基本的にはイタチ・ハクビシンと同じような 対策が可能なため、今回はイタチとハクビシンを中心にご紹介致します。
イタチとは
イタチとはネコ目イタチ科の哺乳類で、体長約30cm前後、体色は褐色から茶褐色で、日本には外来種を含めて5種7亜種のイタチが生息しています。
イタチの特徴は夜行性で非常に俊敏です。
また小さな隙間でも入っていき、垂直方向への移動も出来るためいつの間にか家屋を寝ぐらにされていることもしばしば。
一説には頭さえ通れば入ることが可能だと言われています。
また、イタチは雑食で何でも食べますが、特に動物性のものが好みのようです。
主な生息地は平野部の草地や川沿いなどの水辺周辺ですが、近年家屋にも入り込むケースが増えています。
家屋天井に入りこまれるとフン・尿を垂れ流され、ネズミやゴキブリ、小鳥などを採っては食い散らかし、天井裏の断熱材や造作材をめちゃめちゃにします。
更に警戒心も強く、とても凶暴な性格ですが、身に危険を感じると肛門腺からスカンクと同様のガスを出します。このガスがとても強烈です。
ハクビシンとは
ハクビシンとはネコ目ジャコウネコ科の哺乳類で、体長約60cm前後、
体は灰褐色で鼻筋に白い斑紋があるのが特徴です。
ハクビシンは日本の在来種ではなく、中国から毛皮用に輸入されたものが繁殖した外来種になります。
ハクビシンもイタチと同様に、夜行性で運動能力も高く、木登りも得意です。
主な生息場所は森や雑木林ですが、近年家屋での出没・捕獲が多くなってきています。イタチ以上に寝床の確保が大切なようです。
食性は雑食で何でも食べますが、特に柿や梨、みかんなど果物類が好みのようです。
また、決まった処にフン・尿をする溜めフンの習性があるため、フンの撤去やその後の消毒も大切です。
イタチやハクビシンなど小動物が天井裏等で走りまわっている場合、まず天井裏に入り、被害状況の調査を致します。併せて侵入経路の特定や侵入防止方法をご提案致します。
その後、経過観察をさせて頂き、侵入の形跡がなくなったことを確認後、侵入路の閉鎖やフンの撤去、殺菌消毒など必要に応じた処理をさせて頂きます。
イタチとハクビシンは共に縄張り意識が高い為、通常共生は考え難いのですが、上の写真のお宅では、イタチx2匹、ハクビシンx2匹:計4匹が捕獲できました。
注意!
フンや尿にも病原菌が含まれていますので、ご自身で撤去作業をされないでください! 三共プロテックまでご連絡をお願い致します!






















