ハチはハチ目に分類される昆虫で、アリ(いわゆるクロアリ)は同じハチ目に属します。翅(はね)が2対4枚あり、後ろの翅は前の翅より小さいのが特徴です。
成長に伴い 卵→幼虫→蛹→成虫 という完全変態をおこないます。
メスの成虫にある産卵管を毒針へと変化させ外敵から身を守る武器として使用しています。
また、女王蜂を筆頭に社会を形成している社会性昆虫です。その決められた役割により異なる一生をおくります。
数あるハチの中でも駆除や巣の撤去を求められるハチの種類は、
①ミツバチ、②アシナガバチ、③スズメバチの3種が代表的です。


ハチ目ミツバチ科ミツバチ属に属するハチで花の蜜を加工して巣に貯え、蜂蜜にすることで知られています。
現生種は世界に9種が知られ、特にセイヨウミツバチは全世界の養蜂に用いられています。


ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科に属するハチで、大型で非常に攻撃性が高く、刺害による死亡例も多数報告されています。
スズメバチ科は4属67種知られており、日本にはスズメバチ属が7種、クロスズメバチ属が5種、ホオナガスズメバチ属が4種、計3属16種が生息してます。
スズメバチは、ミツバチと並び最も社会性を発達させたハチであり、数万の育室を有する大きな巣を作るものもいます。
また、強靭な毒を持つ種が多く、ミツバチのように一度刺すと自身が死ぬこともありません。
さらに毒針に返しがないため針が抜けなくなることもありません。
それゆえ何度でも攻撃してくる危険があります。
刺された毒は血管系を通じて全身に拡散し、免疫系や神経系の撹乱、それに伴う過剰な免疫応答による急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こし非常に危険です。
- ①ハチの種類、巣の特定
まず作業員がハチの種類や巣の位置を特定するために調査を致します。
ハチの種類によって、巣の形や大きさ、営巣する位置も様々です。
お家の天井裏や外壁の隙間といった、人の目の届かない箇所にも、彼らは巣を作ります。 
- ②ハチ駆除処理
巣の位置を特定した後、作業員が防護服を装着して、ハチの駆除処理を行います。
お住まいの方が刺される等の危険が及ばないよう、安全な箇所(部屋内等)に退避をお願いしております。
薬剤処理を行い、巣内のハチが死滅したことを確認して、駆除作業完了となります。
営巣箇所の周辺にも薬剤散布を行い、忌避(嫌がり避ける)効果によって新たな巣作りの防止を致します。
- ③巣の撤去・回収
駆除完了後に、作業員が巣の撤去を行います。
巣の根元や付け根部分は、非常に硬く頑丈なため、ハンマーやバールが必要となる場合もあります。
また、植樹内に出来た巣の場合には、所有者の方の許可を頂いた後、枝を切らせて頂く場合がございます。
撤去後は巣を持ち帰り、弊社が処分致します。
※巣の位置が天井裏や壁内など構造上人の手の届かない箇所では、別途大工さんによる
点検口の作成や施工後の修復工事が必要となる場合がございますのでご了承ください。





ミツバチの巣は単板と呼ばれる平面状の構造で、巣板を防御する外壁を自ら作り出すことが出来ないため、元々ある身近な軒下や家屋の隙間、天井・床下などに巣を作ることが多い。家屋内の巣を撤去する場合、蜂蜜で辺りがベトベトに。



















