ハチ対策
ハチはハチ目に分類される昆虫で、アリ(いわゆるクロアリ)は同じハチ目に属します。
翅(はね)が2対4枚あり、後ろの翅は前の翅より小さいのが特徴です。
成長に伴い 卵→幼虫→蛹→成虫 という完全変態をおこないます。
メスの成虫にある産卵管を毒針へと変化させ外敵から身を守る武器として使用しています。
また、女王蜂を筆頭に社会を形成している社会性昆虫です。
その決められた役割により異なる一生をおくります。
数あるハチの中でも駆除や巣の撤去を求められるハチの種類は、
①ミツバチ、②アシナガバチ、③スズメバチの3種が代表的です。
- ①ミツバチ
- ハチ目ミツバチ科ミツバチ属に属するハチで花の蜜を加工して
巣に貯え、蜂蜜にすることで知られています。
現生種は世界に9種が知られ、特にセイヨウミツバチは全世界の
養蜂に用いられています。
- 巣の特徴
- ミツバチの巣は単板と呼ばれる平面状の構造で、巣板を防御する外壁を
自ら作り出すことが出来ないため、元々ある身近な軒下や家屋の隙間、
天井・床下などに巣を作ることが多い。
家屋内の巣を撤去する場合、蜂蜜で辺りがベトベトに。
別の意味で撤去が大変です。
- ②アシナガバチ
- ハチ目スズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチで、
26属1000種以上が確認されていて、日本でも3属11種が
生息しています。
スズメバチより細見で小型、性格も穏やかで、巣にイタズラ
をしなければ襲ってくることも少なく、蛾やチョウの幼虫を
食べてくれる益虫でもあります。
スズメバチと比べると毒は弱いものの、過去に刺されていたり、
何らかのアレルギー体質の方は注意が必要です。
- ③スズメバチ
- ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科に属するハチで、
大型で非常に攻撃性が高く、刺害による死亡例も多数報告されています。
スズメバチ科は4属67種知られており、日本にはスズメバチ属が7種、
クロスズメバチ属が5種、ホオナガスズメバチ属が4種、計3属16種が
生息してます。
スズメバチは、ミツバチと並び最も社会性を発達させたハチであり、
数万の育室を有する大きな巣を作るものもいます。
また、強靭な毒を持つ種が多く、ミツバチのように一度刺すと自身が死ぬこともありません。
さらに毒針に返しがないため針が抜けなくなることもありません。
それゆえ何度でも攻撃してくる危険があります。
刺された毒は血管系を通じて全身に拡散し、免疫系や神経系の撹乱、それに伴う
過剰な免疫応答による急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こし
非常に危険です。
天井裏の営巣 軒先の営巣 植樹内の営巣
- ハチの駆除・巣の撤去について
ハチ(特にスズメバチ)の駆除・巣の撤去は刺される
恐れがあり、とても危険です。
作業員は完全防備をした上で、殺虫剤などを使って
駆除していきます。
①ハチの種類、巣の特定まず作業員がハチの種類や巣の位置を特定するために調査を致します。
ハチの種類によって、巣の形や大きさ、営巣する位置も様々です。
お家の天井裏や外壁の隙間といった、人の目の届かない箇所にも、彼らは巣を作ります。
小さな隙間から屋根裏に侵入 天井裏にスズメバチが営巣 グリーンカーテンの中に営巣
②ハチ駆除処理巣の位置を特定した後、作業員が防護服を装着して、ハチの駆除処理を行います。
お住まいの方が刺される等の危険が及ばないよう、安全な箇所(部屋内等)に退避を
お願いしております。
薬剤処理を行い、巣内のハチが死滅したことを確認して、駆除作業完了となります。
営巣箇所の周辺にも薬剤散布を行い、忌避(嫌がり避ける)効果によって新たな巣作りの
防止を致します。
③巣の撤去・回収駆除完了後に、作業員が巣の撤去を行います。
巣の根元や付け根部分は、非常に硬く頑丈なため、ハンマーやバールが必要となる
場合もあります。
また、植樹内に出来た巣の場合には、所有者の方の許可を頂いた後、枝を切らせて
頂く場合がございます。
撤去後は巣を持ち帰り、弊社が処分致します。
※巣の位置が天井裏や壁内など構造上人の手の届かない箇所では、別途大工さんによる
点検口の作成や施工後の修復工事が必要となる場合がございますのでご了承ください。
注意!
絶対にご自身で作業をしないでください!
三共プロテックまでご連絡をお願い致します!
お知らせNews & Topics
- 2024年04月02日
- 香川県も桜の見頃をむかえ、穏やかな春の暖かさが続いています。
道行く人たちの服装も、明るく軽やかな装いが目立ってきました。
気象庁発表の1カ月天気予報によると、気温は平年より高めに推移するようで
特に月の前半は、かなり高くなる日もあるようです。
虫たちの好適温度は20~27℃となっている種が多く、この状況だと例年より早く活動を活発化するかもしれません。
今のうちから予防策を講じるほうが良いと思われます。
春を楽しむ外出は、肌の露出を控え、虫よけを携帯してお出かけください。
- 2024年03月13日
- 春まだ浅く、いまだ風に冷たさが残りますが
日中の陽の暖かさや、訪問先のお客様との会話にも
庭に咲く花のこと、お孫様の入学卒業のお話など、春の訪れを感じることが多くなりました。
同様に生き物たちも春を迎え、動きが活発になります。
特にシロアリのような小さな虫から動き出し、それを捕食する虫や動物も活発化していきます。
無料点検も随時承っておりますので
気になる事がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
- 2024年02月13日
- 立春も過ぎ、暦の上では春となりました。
香川県ではまだまだ朝晩の冷え込みが厳しい状況ですが
気付くと日も長くなっており、日差しも心なしか暖かく感じます。
それに合わせ越冬した動物たちも動き出してくる時期でもあります。
ご自宅にて聞きなれない物音やフン、匂いなど
気になる事がございましたら質問だけでも大丈夫です。お気軽にご連絡ください。